2019年11月30日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(5)大正期の国の調査による人数 大正期の国の調査による人数 大正12年に『漆樹及漆液ニ關スル調査』(農商務省山林局)が発行され、その中に「漆液掻取人夫(明治四十年大正六年)現在數比較」と題する表があります。大正6年分だけを見てみましょう。 稼人数の多い […]
2019年11月29日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(4)福井県の漆掻きさんの出稼人数 福井県の漆掻きさんの出稼人数 断片的資料しかないのですが、福井県の出稼ぎ人数を見ていきます。 『福井県史 通史編4近世二』には以下の3点があります。 「天保三年には、鯖江藩領東庄境組と庄田組の内三二か村から四八〇人が漆掻 […]
2019年11月28日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(3)青森県の漆掻きさんの人数 青森県の漆掻きさんの人数 『明治40年青森県統計書』の中に漆掻きの状況を見ていきます。 工業の中に「漆液」があり、次のようになっています。 正味・瀨濕・雑液の合計生産量 左の郡別生産量 製造戸数 左の郡別戸数 9,848 […]
2019年11月27日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(2)明治期の国の調査による人数 明治期の国の調査による人数 明治41年には、国内各地方の報告をまとめた『地方ニ於ケル漆樹及漆液ニ關スル状況』(農商務省山林局)が発行され、各地の掻取人数を知ることができます。掻取人数は漆掻きさんの人数であり、全国では3, […]
2019年11月26日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(1) ここで、漆掻きさんの人数を見ていきます。名称は漆搔工、漆掻職人、たんに漆かきと記載されたりします。調査関係では漆掻人夫や漆掻職などと記述されることもあります。 漆掻きさんの人数 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> […]
2019年11月15日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 越前漆掻きさんの大活躍 <近代の日本2> 越前漆掻きさんの大活躍 <近代の日本2> 近代の漆生産に関わり、忘れてならないことは越前人の活動です。 藩政時代は、自藩の需要のため漆液は統制されていましたが、明治となり廃藩置県により各地の漆樹が開放されました。江戸時代 […]
2019年11月14日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> 明治維新となりました。侍の世から近代国家への夜明けです。国内全てが大混乱の時期です。『現代日本漆工総覧』には、次の記述があります。 また徳川時代幕府及び各藩の保護政策のもとに育 […]
2019年11月14日 / 最終更新日時 : 2019年12月9日 柴田幸治 メディア掲載 総理官邸SNS「JAPAN GOV」ウルシネクストを紹介 11月13日「漆の日」に総理官邸が国際広報を目的に海外に発信するSNS「JAPAN GOV」にて、NPOウルシネクストを紹介いただきました。漆の魅力と新しい素材としての可能性を海外にも発信して参ります。 Twitter […]
2019年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆産地の広がりと固定化 <近世の日本2> 漆産地の広がりと固定化 <近世の日本2> 古代や中世の項でも見た『増訂工芸志料』で、江戸時代の栽培や生産を探すと、以下のものがありました。 ○貞享年間、此の際漆を産する諸国は漆を以って貢物と為し、或いは漆永と称し永銭〔 […]
2019年11月12日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 藩財源確保につながる漆樹栽培 <近世の日本1> 藩財源確保につながる漆樹栽培 <近世の日本1> 江戸時代になり政情が安定すると、各藩は自藩の特産物の育成、財源確保、財政の再建などに目を向けるようになります。再度、『現代日本漆工総覧』の記述を見てみます。 領主の産業開発 […]