「漆を知り、漆を使う1時間」セミナーを開催しました-(公財)お金をまわそう基金

3月22日(火)19:00から、ウルシネクストに多大なご支援をいただいている公益財団法人お金をまわそう基金様主催によるセミナーが開催されました。

「漆を知り、漆を使う1時間」と題し、前半はNPOウルシネクストの柴田幸治理事長による国産漆の現状とウルシネクストの活動について、後半はウルシネクストのメンバーでもあり、箸文化大使として日本の魅力・美意識を発信している中根多香子氏の箸と漆にまつわるお話と正しい箸づかいのレッスンを行いました。

当日は雨と冬に逆戻りしたかのようなあいにくのお天気でしたが、それでも漆にまつわる文化や漆の現状、ウルシネクストの活動に興味を持っていただいている20名ほどの方にご参加いただきました。

セミナー会場には漆を掻いた後のウルシの木の実物をはじめ、輪島塗の漆器や漆を活用したプラスチックフリーカード、漆染めのマスクやストールなどの展示スペースを設け、参加者の皆様に漆に触れていただく機会を作りました。

参加者の皆様からは「日本の漆が危機的な状況にあることに驚いた」「漆の文化を守らないといけないと強く思った」「漆が素晴らしい素材であることを知れてよかった」「漆のものを使う喜びを大切にしたいと思った」「お箸の使い方のタブーを知れて良かった」といった感想の他、「ウルシネクストの活動に参加したい」「植樹に参加したい」といったお声もいただくなど、漆の現状を知っていただく、漆に関心を持っていただくことに加えて、ウルシネクストの活動にもご理解とご支援をいただけたことは大きな収穫でした。

セミナーの最後にはお金をまわそう基金の澤上代表理事様からも「漆の文化は日本人の心、大切にしていかなくてはならない、皆様と一緒に漆の文化を高めていきましょう」と心強いコメントもいただきました。

今回、ご参加くださった皆様、そしてこのような貴重な機会を作っていただきましたお金をまわそう基金様にはあたらめて感謝申し上げます。ありがとうございました。

理事長柴田が国産漆の現状とウルシネクストの活動について

箸文化大使 中根多香子氏によるお箸と漆にまつわるお話と正しい箸づかい

会場脇に漆器や漆を活用した品々を展示

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