上米内の「漆の森づくり」も4年目に入りました!

2019年春から始めた上米内での「漆の森づくり」も早3年が経ち、今年の春の植樹で4年目を迎えました。

5月4日、みどりの日、有志のみの少人数で100本ほどの植樹を行いました。
毎回ボランティアで県内外から様々な方に参加いただいていますが、今回は、遠路、長野県から宮大工の村上ご夫妻に来ていただきました。

普段お仕事で神社仏閣などの修復をされているのですが、使いたくても手に入らない国産漆の現状に、このまま手をこまねいているわけにはいかない、と思案していたところ、弊NPOの活動に関心を示していただき、視察を兼ねての参加となりました。

国が、国宝や重要文化財の修復に今後国産漆を使うよう通達を出したものの、ご夫妻の現場ではまったく手に入らないようで、せめて自分が使う分くらいの漆を将来的に賄えるようにと、地元の耕作放棄地を利用して今からウルシを育てることを検討したいとのことでした。

同じような想いを持たれている文化財の修復に携わられている方や、作家さん、クリエイターの方々が将来的に国産漆をもっと自由に利活用できるよう、賛同者を増やしながら「漆の森づくり」の活動をこれからも広めていきたいと思います。

植栽地の確保も課題で、長野の今後に期待!

6人で100本の植樹無事終了!

お気軽にお問い合わせください

ウルシネクストは、国産漆を増やし、漆を通じて地域活性化に繋げる活動を、地域の皆さんと一緒になって取り組んでいます。今後計画を予定している、または関心を持たれている方は、お役に立てることもあると思いますので、是非お気軽にご相談ください。