会津若松市のウルシ畑で活動開始!

今年の冬の会津若松市は、記録的な豪雪で、3月中旬を過ぎても畑一面真っ白・・・。なかなか畑仕事ができませんでしたが、先日4月16日、会津UV漆グループのメンバー、アルテマイスター10名、三義漆器店2名の計12名が集まって、たい肥を土壌に混ぜ込んだり、肥料を撒いたり、ウルシ苗の補植を行ったりと、今シーズンの活動を開始しました。

3月中旬のウルシ畑はまだ一面雪景色

たい肥をウルシ苗のラインに合わせて準備

補植のために取り寄せたウルシ苗は30本。昨年6月、生育指導にお越しいただいた奥久慈漆生産組合の神長顧問が育てた貴重な苗です。
北会津地区では、道路を挟んで北側と南側にそれぞれ約2,000㎡のウルシ畑を管理しているのですが、今回の植樹は、南側の畑に植えました。

奥久慈漆生産組合から取り寄せたウルシ苗

午前中、好天に恵まれ作業開始

北側は、畑として使えているのは半分程度で、飯舘村から移植したウルシが植えられています。他の半分のスペースは、多数の雑木や切り株が点在しているため、重機を使って切り株を掘り起こし、根切り作業と撤去を行う必要があります。植栽地にするための土壌づくりはそれからです。植栽地として整ったら、70本の植樹を予定しています。今年の秋目標・・・。

北側の畑は雑木や切り株が多く、まずは取り除かなければ・・・

雑木の無いスペースでは、飯舘村から移植したウルシが萌芽の気配

これから本格的に芽吹きのシーズンを迎えます。草刈りに害虫対策など、皆で分担しながら生育管理を行っていきたいと思います。なお、この場所は山が遠いため、鹿の被害が無いことは本当に助かっています。

作業終わりで皆で記念撮影

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