秋田県五城目町で“aeru satoyama“うるしの植樹イベント再開を支援!
昨年8月に秋田県を襲った記録的な大雨の影響により秋の植樹を断念した、「『くまベアテディと、山と、漆と』〜100年続く、うるしの森をつくろう〜」の植樹イベントを再開しました!
4月22日(土)、五城目町で新しい形のテーマパークを創る“aeru satoyama”プロジェクトを推進している「株式会社和える」代表の矢島里佳さんや、地域を守るために自然と共に生きる知恵や大切さを子どもや若い世代に伝えたいと地元で農林業を営む「よざえもんさん」、“aeru satoyama”プロジェクトを支援する山守会員さん、地元の子どもたちなどなど、約20人が集まり25本のウルシを植えました。
ウルシネクストは、第1回目に引き続きウルシの苗木60本を支援。前回に続き参加した理事長の柴田より、苗木はウルシネクストにご支援いただいている「公益財団法人 お金をまわそう基金」からの助成金によるものであることや、さらにそのバックグラウンドには、同基金を通じてウルシネクストの活動に賛同しご支援くださる個人個人の皆様の想いが詰まった「寄付金」が土台になっていることなど、苗木を提供できるに至った背景をお伝えし、「植樹イベント後も大切に育てていきましょう」と挨拶を兼ねてお話させていただきました。
残りの35本は秋植えのために大切に保管しています。
植樹イベント後、五城目町周辺にウルシが自生しているので見に行こうと「よざえもんさん」。自生なのか昔植えられたまま忘れ去られているのかは定かでないものの、確かにウルシが群生している場所が広範囲で存在。すでに搔ける太さに成長している木もあるとのことで、ウルシが出るか試し搔きしてみよう!ということになり、現在計画中です。
また五城目町には、主が居なくなった漆工房がそのまま長年残されているお宅があるという情報を伺い早速訪問。ご病気で突然他界されたとのことで、工房内は時が止まっているかのように当時の佇まいそのままでした。
五城目町は漆を育て、漆器を作る歴史と文化があった痕跡が発見できた、とても密度の濃い一日でした。
この町で漆文化を復活させられないか? そのために何をすべきか、できるのか? がこれからの私たちの宿題です。
なお、終日、地元の放送局の秋田朝日放送(AAB)さんが同行取材して下さいました。どのように発信されるか楽しみです。
公益財団法人お金をまわそう基金の助成先団体です
日本の歴史、文化、芸術、技術を支えてきた漆を後世に繋げていくための漆の森づくり、地域振興を目指す事業の公益性やその意義に共感いただき、助成いただいております。
お寄せいただいた助成金は、相模漆の復活で国産漆を増やす植栽事業に活用させていただきます。
皆様からのご寄付、ご支援をよろしくお願いします!