会津若松でも神長さんにウルシ畑と植栽予定地を視察していただきました
飯舘村のウルシ畑視察の2日後、神長さんに会津若松にお越しいただき、会津UV漆グループの皆さんと進めているウルシの肥培管理地と植栽予定地を見ていただきました。
ここでも事前に50cmほどの深さに掘った土壌を確認したところ、15cmから下が硬い土質の層になっていて、場所によっては水はけの悪さと根の張りにくさのご指摘がありました。
もともとご近所の農家レストランのオーナーの方のご厚意で提供してくださっている畑で、野菜などを育てていたことから問題ないだろうと植栽をしていましたが、神長さんに50cm掘り起こした断面から畑の土の生い立ちをご指摘いただいて、事前の土壌確認の重要さを痛感しました。
地表から15cmまでの土質はそれほど硬くなく、土壌測定器で測った数値は問題ないとのことでしたので、苗木の周りの土を掘り起こし、堆肥を混ぜ込んだりして、少しずつ土壌改良をしていく予定です。
会津若松ではアブラムシの発生はそれほどでもなかったものの、葉っぱの裏のキジラミは満遍なく住み着いていたので、早急に防虫対策のために殺虫剤を噴霧することにしました。
お昼は、会津UV漆グループの事務局を務めるアルテマイスター(株式会社保志)の店舗「スペース・アルテマイスター」内にある、新鮮な地元野菜をたっぷり使ったヘルシーなワンプレートが人気のカフェ「SPACE CAFEおくのくら」で、交流を兼ねながら神長さんのWelcomeランチを開催! 大正時代に作られた蔵をリノベーションした、木の温もりと歴史の重みを感じさせる空間に、小さな漆器ごとに料理が盛り分けられたワンプレートが、見事に調和していました。
会津UV漆グループは、国産漆を育てる地産プロジェクトとして漆植林活動に取り組んでおり、ウルシネクストでは、ウルシの苗木や植樹、育成管理の支援などで協働しています。
この日、会津若松の活動に助成いただいている「セブン-イレブン記念財団」の助成金によって購入した草刈り機「OREC BULL MOWER HR805」に同財団のステッカーを貼らせていただきました。まるで純正パーツのように車両色と馴染んでいます!
公益財団法人お金をまわそう基金の助成先団体です
日本の歴史、文化、芸術、技術を支えてきた漆を後世に繋げていくための漆の森づくり、地域振興を目指す事業の公益性やその意義に共感いただき、助成いただいております。
お寄せいただいた助成金は、相模漆の復活で国産漆を増やす植栽事業に活用させていただきます。
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