会津若松にウルシの苗木320本を支援!
12月6日(火)、震災復興の一環で耕作放棄地を活用し、2019年春からウルシの試験栽培を行っている福島県飯館村の苗木200本を、来春以降、苗木の成長に伴い圃場の生育環境を整えるために、同じ福島県会津若松市の畑に植え替えを行いました。
植え替えにあたっては、ウルシネクストからの苗木の支援というカタチで飯館村の苗木の移植を快く受け入れてくださった 「会津UV漆グループ」の畑に植えることになりました。
「会津UV漆グループ」は、約420年の歴史を誇る会津塗を盛り上げようと、福島県会津若松市の漆関連3社によって設立された団体で、その中の1社でウルシネクストと親交のあった株式会社保志の皆様とのご縁で、今回の連携が実現しました。
当日の飯館村の朝は雪がちらつくあいにくのコンディション。会津若松から応援に来てくださった、「会津UV漆グループ」のメンバーでもある株式会社保志の鈴木、池田両顧問を含め4名の皆様とともに、2時間ほどで苗木200本を掘り起こし、会津若松へと移送しました。
会津若松の天気は曇りときどき晴れ。午後から雨の予報が出ていましたが、「会津UV漆グループ」の幹事会社「株式会社ユーアイヅ」の五十嵐社長を初め、株式会社保志の社員の皆様が集まって下さり、総勢15名で手際よく作業を進め、1時間ほどで無事移植を完了しました。
「会津UV漆グループ」との協働は、飯館村での取り組みにとっても大変心強く、これからが楽しみです。すでに来年以降の植樹の計画も話し合うことができました。
飯館村の200本とは別に岩手から調達した120本の苗木は、来春に植栽地の整地を行ってから植える予定です。
ウルシネクストとしては、飯舘村、会津若松市双方の支援を継続し、福島の漆産業を盛り上げながら、国産漆を増やすことに少しでもお役に立てればと考えています。