2019年12月1日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(6)南部漆生産地域の人数 南部漆生産地域の人数 「南部漆生産の特相に就て」(小泉幸之助著 昭和14年1月)と題する小論があります。その内容は、越前漆掻工である福田源三郎氏(60歳)が話す内容を中核とするものであり、福田氏は17歳の青年時代から今日 […]
2019年11月30日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(5)大正期の国の調査による人数 大正期の国の調査による人数 大正12年に『漆樹及漆液ニ關スル調査』(農商務省山林局)が発行され、その中に「漆液掻取人夫(明治四十年大正六年)現在數比較」と題する表があります。大正6年分だけを見てみましょう。 稼人数の多い […]
2019年11月29日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(4)福井県の漆掻きさんの出稼人数 福井県の漆掻きさんの出稼人数 断片的資料しかないのですが、福井県の出稼ぎ人数を見ていきます。 『福井県史 通史編4近世二』には以下の3点があります。 「天保三年には、鯖江藩領東庄境組と庄田組の内三二か村から四八〇人が漆掻 […]
2019年11月28日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(3)青森県の漆掻きさんの人数 青森県の漆掻きさんの人数 『明治40年青森県統計書』の中に漆掻きの状況を見ていきます。 工業の中に「漆液」があり、次のようになっています。 正味・瀨濕・雑液の合計生産量 左の郡別生産量 製造戸数 左の郡別戸数 9,848 […]
2019年11月27日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(2)明治期の国の調査による人数 明治期の国の調査による人数 明治41年には、国内各地方の報告をまとめた『地方ニ於ケル漆樹及漆液ニ關スル状況』(農商務省山林局)が発行され、各地の掻取人数を知ることができます。掻取人数は漆掻きさんの人数であり、全国では3, […]
2019年11月26日 / 最終更新日時 : 2019年11月26日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻きさんの人数(1) ここで、漆掻きさんの人数を見ていきます。名称は漆搔工、漆掻職人、たんに漆かきと記載されたりします。調査関係では漆掻人夫や漆掻職などと記述されることもあります。 漆掻きさんの人数 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> […]
2019年11月15日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 越前漆掻きさんの大活躍 <近代の日本2> 越前漆掻きさんの大活躍 <近代の日本2> 近代の漆生産に関わり、忘れてならないことは越前人の活動です。 藩政時代は、自藩の需要のため漆液は統制されていましたが、明治となり廃藩置県により各地の漆樹が開放されました。江戸時代 […]
2019年11月14日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> 漆生産を支えた明治期農民 <近代の日本1> 明治維新となりました。侍の世から近代国家への夜明けです。国内全てが大混乱の時期です。『現代日本漆工総覧』には、次の記述があります。 また徳川時代幕府及び各藩の保護政策のもとに育 […]
2019年11月13日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆産地の広がりと固定化 <近世の日本2> 漆産地の広がりと固定化 <近世の日本2> 古代や中世の項でも見た『増訂工芸志料』で、江戸時代の栽培や生産を探すと、以下のものがありました。 ○貞享年間、此の際漆を産する諸国は漆を以って貢物と為し、或いは漆永と称し永銭〔 […]
2019年11月12日 / 最終更新日時 : 2019年10月29日 橋本芳弘 漆文化の資料館 藩財源確保につながる漆樹栽培 <近世の日本1> 藩財源確保につながる漆樹栽培 <近世の日本1> 江戸時代になり政情が安定すると、各藩は自藩の特産物の育成、財源確保、財政の再建などに目を向けるようになります。再度、『現代日本漆工総覧』の記述を見てみます。 領主の産業開発 […]