2019年4月19日 / 最終更新日時 : 2019年4月19日 橋本芳弘 漆文化の資料館 上坂謙治さん・武信さん親子|漆掻きさん(6) 上坂謙治さんは、最後の漆掻き元締めだっただろうと考えます。 明治24年、福井県今立町朽飯に生まれます。明治38年には会津若松市の漆店に入社し、同42年に秋田県仙北町で漆採取に従事します。 そして、明治45年青森県田子町で […]
2019年4月16日 / 最終更新日時 : 2019年4月19日 橋本芳弘 漆文化の資料館 増田三兄弟のこと|漆掻きさん(5) 増田三兄弟とは、福井県今立郡岡本村出身の増田家の長男淺吉さん、三男榮松さん、四男竹治郎さんの三名を指します。 淺吉さんは明治4年生まれ、三男の榮松さんは同12年生まれ、そして四男竹治郎さんは同15年生まれです。 榮松さん […]
2019年4月13日 / 最終更新日時 : 2019年4月19日 橋本芳弘 漆文化の資料館 漆掻き作業のいろいろ その1|漆掻き技術(2) 原木の買いつけ 漆掻きを行うためにはウルシの木を確保しなくてはなりません。 一定の地域内にまとまった本数を確保することが理想ですが、原木(げんぼく)がないと言われる今日では年中林業関係者から情報を集めて探しまわり、その都 […]
2019年4月8日 / 最終更新日時 : 2019年4月19日 橋本芳弘 漆文化の資料館 小林忠兵衛さん|漆掻きさん(4) 福井県で発行された『服間ふるさと語り 漆・鎌・蚕』という書籍があります。 内容は、服間地区の人々への聞き取り調査がもとになっています。以下に示します。 初代小林忠兵衛さんは、福井県今立郡岡本村島の生まれで、本名は小林岩作 […]
2019年4月4日 / 最終更新日時 : 2019年4月19日 橋本芳弘 漆文化の資料館 越前式殺掻法の概要|漆掻き技術(1) 現在まで続く日本各地の漆掻き法は、越前式殺掻法(えちぜんしきころしがきほう)といわれるものです。 漆掻きさんに越前出身者が多いことはこれまでの記述からお分かり頂けたと思います。 越前の地から国内各地へ出かけていたことから […]
2019年4月2日 / 最終更新日時 : 2019年4月15日 橋本芳弘 漆文化の資料館 佐々木官重さん|漆掻きさん(3) 前回の塚田傳兵衛さんの田子地方事業地の番頭の一人が、佐々木官重さんです(前回の左々木勘重という表記は、田中氏の間違いでしょう)。 平成20年ごろ、三男の方から伺ったことを記します。 父官重は福井県河和田村出身で、塚田傳兵 […]
2019年3月26日 / 最終更新日時 : 2019年4月5日 橋本芳弘 漆文化の資料館 塚田傳兵衛さん|漆掻きさん(2) 今回からは、何らかの文章に記された(記録に残る)漆掻きさんについて書きます。 東北の地で、越前(福井県)の漆掻きさんといったら、まず第一に挙げられる人物は塚田傳兵衛さんでしょう。 漆掻きさんからスタートし、多くの漆掻きさ […]
2019年3月16日 / 最終更新日時 : 2019年4月3日 橋本芳弘 漆文化の資料館 技術発祥地は越前か?|漆掻きさん(1) ウルシの木からその樹液である漆液を採取する作業を漆掻き(うるしかき)といいます。 また、その作業をする人も漆掻きと呼びますが、ここでは漆掻きさんと呼ぶことにします。 縄文遺跡から出土する櫛や弓などに漆が塗られているものや […]