今春の活動開始は、秦野のウルシ畑の整備作業!
ゴールデンウィーク前半の4月29日(月・祝)、初夏を思わせる陽気の中、神奈川県秦野市のウルシ畑の下草刈りと施肥を行いました。地元の有志の皆さんと鹿除けのネット張りまで一気に行う予定でしたが、参加予定者に体調不良者が複数人出たため予定していた人数が集まらず、この日は3人で出来るところまでの作業となりました。
人数は少なくても、昨年導入した草刈り機のおかげでウルシ畑の大部分の下草刈りが非常に楽になりました! トリカルネットの中の下草刈りは一つ一つ手作業で行うので、さすがに人数が少ないと大変でしたが、何とかすべての苗周りの手入れを終え、若葉の成長を阻害しないよう少し窮屈になっていたトリカルネットを、余裕を持たせるよう巻き直しも行いました。その後、多すぎると肥糧焼けを起こしてしまうのでやりすぎないように注意しながら施肥を行い、この日の作業は完了です。
なお、昨年11月に飯舘村から移植した30本のウルシの木が新しい土地に根付くか心配していましたが、4月の下旬に差し掛かったころに急に若葉が成長し始め、環境の変化に対応しようと土の中で頑張ってくれていたようで、少しホッとしています。
一方で、これだけ成長した木ならさすがに鹿に新芽を食べられることはないだろうと思っていたら、冬の間に木の皮を食べられる被害にあった幹が数本あり、改めて獣害対策の重要性を痛切に感じました。
今回、昨年からご支援いただいている「一般社団法人全国冠婚葬祭互助協会」の助成金を活用して獣除けのネットを購入できたので、一気にウルシ畑の周りにネットを張りたかったのですが、残念ながらこの日は作業人数に限りがあり一部しか張ることができませんでした。後日改めて設置する予定です。
これから夏に向かって雑草も成長してきますが、皆様にご支援いただいたウルシが元気に育つように、小まめに手入れをしていきます!
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