飯舘村のウルシ畑に奥久慈漆生産組合の神長顧問をお招きして育成のアドバイスをいただきました

本格的な夏を迎え始めた6月下旬、奥久慈漆生産組合の元組合長で現顧問の神長さんを飯舘村にお招きして、ウルシの生育状況や土壌を見ていただき、今後の育成に向けたアドバイスをいただきました。

土壌は事前に50cmほどの深さに掘って準備。見ていただいたところ、土質も軟らかく水はけも良さそうとのことで、この畑に適した肥料の種類や施肥に関する注意点などを教えていただきました。

神長さんからは「想像していたよりしっかり育っているね」とポジティブな感想をいただきましたが、枝に多く発生しているアブラムシや、葉っぱの裏に見られるキジラミは、成長阻害の原因になるので、なる早で防虫対策をやったほうがよいとのご指摘がありました。早速、噴霧器と防虫剤を購入して、定期的に対応していきます。秋以降、葉が落ちた後の枝打ちのノウハウも伝授していただきました。

またこの日は、飯舘村で使用していたフェンスを秦野市・三廻部で使ってもらおうということで、秦野市から高橋親子が2tトラックで引き取りに来てくれました。飯舘村では、ウルシの木がある程度の大きさに育ってきていて、今後も獣害の影響はほぼ無さそうということと、ウルシ畑全体の草刈りのために取り外していました。

秦野市のウルシ畑は鹿の被害が深刻になってきており、対策を検討中で、地域間連携で資材の有効活用に繋げることができました。この秋に、フェンスを設置する計画です。

秦野の高橋親子と飯舘村のウルシ畑の管理者の佐藤さん

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