環境省プラスチック・スマート事例として紹介されました

回収されずに海に流れ込む海洋プラスチックごみが、地球規模の問題としてその対策が急がれています。

海洋プラスチックごみは毎日毎日大量に発生しています。

自然に分解されないプラスチックは長期間に渡って海に残り、中には粒子状に細かくなるいわゆるマイクロプラスチックになって海洋生物の体内に入り込み、その生物だけではなく、海鳥や人間の健康にも悪影響を及ぼすなど、プラスチックごみについては重大な懸念が指摘されています。

Urushi NEXT プロジェクトでは、活動の目的の一つとして「自然と共生した持続可能な社会を作る」ことを掲げています。

漆はウルシの木の樹液という天然素材であり、採取、精製、塗り、乾燥という一連の利用工程においても、大量の水や電気使うような余計なエネルギーを消費することもありません。環境破壊や汚染とも無縁な極めて優れた素材です。

ウルシの木を植樹して漆を増やし、漆の利用を促進する。漆器など漆製品を取り入れたライフスタイルを提案して、使い捨てではなく長く使うことを推進してプラスチックごみを減らす。そうした活動を通じてこのプラスチックの問題に取り組んでいきたいと考えています。

環境省が進めているプラスチック・スマートは、海洋プラスチックごみの解決に向けたキャンペーンです。

私たちの取組が環境省プラスチックスマートのサイトで紹介されました。

漆を通じて、自然と共生した持続可能な社会の構築に向けてた取組みを続けていきます。

執筆者プロフィール

柴田幸治
柴田幸治
特定非営利活動法人ウルシネクスト 理事長

公益財団法人お金をまわそう基金の助成先団体です

ウルシネクストは内閣府認定の「公益財団法人お金をまわそう基金」の助成先団体です。

日本の歴史、文化、芸術、技術を支えてきた漆を後世に繋げていくための漆の森づくり、地域振興を目指す事業の公益性やその意義に共感いただき、助成いただいております。

お寄せいただいた助成金は、相模漆の復活で国産漆を増やす植栽事業に活用させていただきます。

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