2019年4月22日 / 最終更新日時 : 2019年4月22日 橋本芳弘 漆文化の資料館 作業のいろいろ その2|漆掻き技術(3) 辺掻(へんがき) 前回は、2回目の傷・2辺目のあげやまで終えていました。 間3日おいて5日目に、3辺目をつけます。 最下部の目立部分では目立の上下に、最下部以外の部分では2辺目の上方に、2辺目より長く3辺目の傷をつけます […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 橋本芳弘 漆文化の資料館 京都府夜久野町 衣川光治さん|漆掻きさん(15) 自らは日本生漆研究会を設立し、日本に国立生漆研究所の設置を願いました。温厚な人柄の中にも熱い情熱を内に秘める方であると思います。 衣川さんは丹波の漆掻きさんで、丹波漆生産組合長を務められた方です。 丹波地方は、漆掻きの技 […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月22日 橋本芳弘 漆文化の資料館 茨城県大子町 山本みつさん 山本光二さん|漆掻きさん(14) 昭和51年、大子町に山本生漆問屋を訪ねたことがあります。漆掻きさんではないのですが、その内容には詳しいことからここに記します。 大子の駅を出ると、看板が目に付いたため、突然ですが玄関をたたいたのです。私の勝手な、しかも突 […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月22日 橋本芳弘 漆文化の資料館 福島県北塩原村 赤城 馨さん 福島県熱塩加納村 上野幸庫さん|漆掻きさん(13) 福島県北塩原村 赤城馨さん 祖父弁次郎さんは明治から昭和初期まで、父嘉一さんは大正から昭和の戦後まで、そして三代目の馨さんは昭和戦後から16年間漆掻きさんであった方です。 祖父と父は生涯漆掻きさんで通しており、その父につ […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月22日 橋本芳弘 漆文化の資料館 新潟県柏崎市 佐藤佐平さん 新潟県朝日村 渡邊勘太郎さん|漆掻きさん(12) 新潟県柏崎市 佐藤佐平さん 佐藤家は、庄右衛門さん・平助さん・佐平さんと親子三代にわたり漆掻きを家業としてきました。 現柏崎市西長鳥はかつての北条郷であり、江戸時代からウルシの木が栽培され漆掻きも盛んで、この地域から採取 […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 橋本芳弘 漆文化の資料館 青森県田子町 増田定雄さん 奥家 弘さん|漆掻きさん(11) 増田定雄さん 学生時代、前年から文献書物で漆掻きの作業を調べていました。そういう折、田子町で紹介された方が増田定雄さんです。 昭和50年4月、上郷の自宅を訪ねさせていただき、初めてお会いした漆掻きさんが増田さんです。その […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月22日 橋本芳弘 漆文化の資料館 岩手県浄法寺町 小又米蔵さん|漆掻きさん(10) 浄法寺町の小又米蔵さんは、創意工夫の漆掻きさんであると考えます。 漆掻きの師匠は、增田榮松さんと堀口恵四郎さんだといいます。 周りの師匠や親方は職人気質で自分が持つ腕前を教えてはくれないが、二人の師匠はよくしてくれたとい […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 橋本芳弘 漆文化の資料館 岩手県浄法寺町 岩舘正二さん|漆掻きさん(9) 今回からは、実際にお話をうかがいご指導いただいた漆掻きさんについて書いていきます。 初めに取り上げる岩舘正二さんこそ、かつての浄法寺漆の名声を維持し、今日までその名をとどろかせた立役者であろうと考えます。 岩舘さんは、昭 […]
2019年4月20日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 橋本芳弘 漆文化の資料館 越前衆のこと|漆掻きさん(8) 明治41年、農商務省山林局から発行された『地方ニ於ケル漆樹及漆液ニ關スル状況』の中に、県別の出稼人數と入稼人數が示されています。多分明治40年の記録と思われます。 出稼人數をみますと福井1,560人、新潟102人、石川8 […]
2019年4月19日 / 最終更新日時 : 2019年4月20日 橋本芳弘 漆文化の資料館 南部生漆生産集荷組合のこと|漆掻きさん(7) 漆掻きさんを取りまとめる人物を元締と呼び、時期によっては漆集荷人とも漆業者ともいいました。 そして、そのような人物の多くは福井県出身の者であったことは、これまでの記述から明らかでしょう。 福井県人の活躍を象徴する組織がか […]