神奈川県秦野市の有志団体「丹沢漆の里ムーブメント」と共に行っている「相模漆の復活に向けたウルシの植栽地、苗木生育のための圃塲整備事業」において、昨年、同基金の助成金を活用し、下草刈りのための草刈り機の導入や、鹿除け対策のトリカルネットの購入に役立てさせていただきましたが、光栄なことに、今年も昨年に引き続き助成先団体に選んでいただきました。

複数年にわたるご支援はウルシを育てていくうえで大変ありがたく、秦野市での取り組みに継続して評価をいただいた同基金事務局の皆さまに改めて感謝申し上げます。

昨今、秦野市の圃場でも鹿の被害が益々深刻化していることから、苗木を守るための更なる対策として圃場全体を頑丈なフェンスで囲うなどの必要性を切に感じています。そこで、まずは5面あるうちの1面（周囲約100m）に試験的にフェンスを設置することを考えており、今回ご支援いただく助成金で、その設置費用に活用させていただきたいと思っております。

フェンス設置の状況、効果については、逐次ご報告させていただきます。

《一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会「社会貢献基金」について》

同基金は、地域の種々の災害の救済、社会福祉事業、環境保全事業、国際協力など社会貢献活動を行う各種団体等への助成を行い、日本の生活文化と地域社会の発展に寄与することを目的として設立されました。冠婚葬祭互助事業に携わる協会として、「人」と「人」との絆（きずな）と縁（えにし）を大切にし、人と人とがいつも温かくあるために、社会のお役に立つことを願いとしています。