コロナ禍の状況の中、積極的に発信することを控えておりましたが、今年4月にNPO法人ウルシネクストが、内閣府認定の「公益財団法人お金をまわそう基金」の助成先団体に選定されました。
日本の歴史、文化、芸術、技術を支えてきた漆を後世に繋げていくための漆の森づくり、地域振興を目指す事業の公益性やその意義に共感いただき、採択いただいたことを大変有り難く思います。
現在、基金のサイトを通じて、皆さまからのご寄付、ご支援を募っております。
お寄せいただいた助成金で、漆の森づくりを目指す岩手 (盛岡市上米内/藪川)、福島(飯舘村)にウルシの苗木を支援させていただきます。
この数か月、コロナ禍の影響で、私たちは見えない敵との闘いの難しさと、日常の暮らしの有難さを思い知らされていますが、福島県飯舘村は、福島第一原発事故の影響により、9年前から今でも「目に見えない敵」と闘い続けています。
東日本大震災の被災地はいまだ復興途上です。
飯舘村としては、除染が進んでも原発事故以前のような産業は望めない以上、それに代わる産業を模索していくしかないのが現状です。
そこで、村の耕作放棄地を活用した農作物に代わる新たな産業育成の有力な候補の一つとして、漆の産地化の検討し、昨年より試験栽培を始めました。
昨年5月には村内3カ所に約600本、今年は500本、有志のご支援によりウルシの苗木の植樹を行いました。
飯舘村の未来のために漆の産地化を目指していくためには、ご賛同いただける方々からのご支援が必要です。
詳しくは「公益財団法人お金をまわそう基金」のサイトをご覧ください。
公式サイト
https://okane-kikin.org/contribution/2525
https://okane-kikin.org/information/2647
助成対象期間は2020年11月末までですので、是非、皆様からのご寄付、ご支援をよろしくお願いします!