ウルシネクストの活動の基本は、SDGs17番目のゴール「パートナーシップで目標を達成しよう」です。
漆のように伝統工芸のイメージが先行する分野は、ともすると、現代においては伝統的な技術か先端技術か、職人による手仕事か機械化か、といったvs構造になりがちです。これは漆が持つ可能性を活かして、次の時代に繋げていくためには、良いことではないと思っています。
先入観や固定観念にとらわれない新しい発想による技術や手法、これまで継承されてきた先人たちの創意工夫や技術を客観的に捉えて、漆をいかに現代社会の中で求められる価値にアップデートしていけるかが大切です。。
ウルシネクストは、天然素材としての漆の価値・特性、求められる技術、人や社会に与える恩恵、この関係性を追求し、漆産業のために力を注いでいる人、団体、企業との協調を大切にし、共に漆と未来につなげていきたいと考えています。
柴田幸治
特定非営利活動法人ウルシネクスト理事長